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東京国際ブックフェアまとめ★最終日「読みきかせで育つ・伝わる5つのこと」大人も今日から実践したくなるヒントとは?

 2016/09/26 お知らせ
この記事は約 12 分で読めます。 3,609 Views

昨日まで行われた「第23回東京国際ブックフェア」

おかげさまで最終日も大盛況に終わりました!

 

 

ブースに足を止めていただいた皆様、

ユッキーに会いにいらしていただいた皆様。

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本当にありがとうございました🌸

 

 

3日間、毎日変化したブースの飾り付け。

最終日は「英語教材なのに英語が少なくてわかりづらくない?」というボスの気づきから、急遽手書きで英語フレーズをペタペタ貼ってみたりもしました!言われてみるとたしかに。ブースを見渡してみると日本語のポスターばかりで、どれも四角形でカクカクしていて、何だかカタいイメージもあったのでもっとポップさを出してみよう!と思い、カラフルに書いてみました。

 

 

★間違いをさがしてください👇

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ですが勢いよく英語を書きすぎて、何を思ったかスペルミスをしました!!スペルミスと言うより「書き忘れ」ですね😅どこが足りていないか、見つかりましたか?ヒントは真ん中付近。緑色の文字で書かれた単語です。「r」を忘れてしまいました。これも、貼った後にボスが気づいてくれました。(さすがボス)

 

ちなみに、書いたフレーズは全て「7+English」と「7+BILINGUAL」で出てくるフレーズです。7+Englishは60日間で600フレーズ、7+BILINGUALは35日で約700フレーズを記憶できる英会話教材。2つ合わせると計1300フレーズありますが、ブックフェアに持ってきていたテキストのページをパラパラとめくりながら、またデモとして流していたCDから聞こえてきた英語の中から「そうだ、これもあった!」「これは特に使える!」というものを超特急で抜粋して書きました。

 

・I’m happy to see you.

(会えて嬉しいよ)

・I feel great!

(最高!)

・Calm down,〜〜!

(〜〜、落ち着いて!)

・I hope so too.

(僕もそう願うよ)

・Can I ask you something?

(ちょっと聞いてもいい?)

・How lovely.

(なんてかわいいの)

・I can’t hear you.

(聞こえません)

・I’ll take you there if you want.

(もし良かったら連れてってあげるよ)

 

結構使えると思いませんか?^^

 

 

“読み聞かせ”のちから・効果

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3日間、毎日行われたしちだ・教育研究所の七田厚(しちだこう)社長による絵本の読み聞かせ。どの日も、読み聞かせが行われると通りがかった子供達が続々とブースの中に入ってきて、靴を脱いでカーペットに座ってじっと聴き入っていました。カーペットに入りきれず、ブースの外で読み聞かせが終わるまで動かずに絵本の方を見つめたままの子も、たくさんいました。これはブックフェアに限らず、普段のお買い物なんかでもそうですが、例えばおもちゃ売り場やお菓子売り場など、子供達が何かに夢中になってその方へ走っていった時、大抵のお母さん、お父さん達はしばらくすると「ほら、もう行くよ」と言っている場面を良くみますよね。でも読み聞かせの時はそれが全く起こらず、子供達はもちろん、お母さんやお父さん、また一人で来た大人の方も自然と立ち止まって聴き入っていました。セミナーでもショーでもないのに、皆さん静かに自然と足を止めて聴き入っていました。もちろん、スタッフの私もです。ブースに集まるお客様への意識と、読み聞かせを聞きたい自分とが戦っていました😁

 

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14時から行った七田厚社長と私ユッキーのトークショーでは「絵本の読みきかせで育つ・伝わる5つのこと」についても七田厚社長にお話いただきました。5つ、どんなことだと思いますか??

 

 

絵本の読みきかせで育つ・伝わる【5つ】のこと

以下、七田厚社長から教えていただいた5つのポイントを元に、私が感じたことを中心にご紹介したいと思います!とても良い5つのポイントだと思ったので、自分自身が忘れないためにも少し詳しく書きました。文字ばかりで読みづらいかもしれませんが、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

1. 読解力が育つ

読解力は全てに通ずる大切な力。「読解力」と聞くと国語の試験問題のようなものが連想されたりしますが、読解力は国語に限ったことではなく、人の気持ちを読んだり、周囲の状況を理解したり、そこから何かを判断したり…学校で、職場で、どんな場面でも必要となってくる力です。よく「コミュニケーション力」も話題にされますが、あれも読解力なのかもな!と感じたりもしました。

 

2イメージ力が育つ

読みきかせは絵や文と一緒に「人の声」を聞きながら頭の中で物語を描いていく行為。聞いている人の数だけ、その間、頭に浮かんでいる物語は違うそうです。考えてみると確かにそうですよね!アニメやドラマ、映画など、絵・音・セリフが全て組み合わさって一種類に完成された映像作品ではないので、同じ読みきかせでも人それぞれ想像している物語が異なります。その絵本が映像化された時「あれ?想像と違った」「思っていた声とちがう!」「こんな歩き方するんだ!?」などイメージと違うということが起きるんですね。でもそれが、おもしろい!通常こういったことは本やマンガでよく起きることですが、読みきかせではここに「声」が加わることで、頭の中での映像化がサポートされやすくなるのかなと思いました。考えてみると一旦は読みきかせをしてくれる人の声でインプットされてきますが、自然と自分の中でそのキャラクターっぽい声に置き換わっていたり…そんなこと、ありませんか?

 

3. 人の話をきく力が育つ

読みきかせは「じっ」と聴くこと。1分くらいで読み終えてしまう短い本でも、2時間くらいかかる長い本でも。そのお話が終わるまでとにかく聞き続けること。これを続けることで、自然と人の話をきく力が育つそうです。「人の話を最後まで聞きなさい!」という一言がありますが、よくよく考えてみると「人の話を最後まできく訓練」って意外と少ない気がしました。そう考えると読みきかせは、物語も面白いのできく方も自然と楽しみながら「人の話をきく力」をつけることができる、とても価値のある行為なんだなと改めて気づきました。子供達に限ったことではなく、大人の世界でも、例えば企業なんかで読みきかせや朗読会を取り入れると、何かが大きく変わるようなそんなことまで思ってしまいました。

 

4. 集中力が育つ

これは3の「人の話をきく力」とも少し似ていますね!「読書をする子は集中力が高い」もよく聞きますが、夢中になれる本が見つからない、何となく「読書」は苦手、そもそも「読む」ということ自体集中しづらい、長い間読書から離れていて少し億劫になってしまった。こんな時、本を使ってできることとして残っている、いわば唯一の手段が「読みきかせ」なのかもしれませんね。もちろん、集中力は本以外でもたくさんのことで高められますが「本!」と言われた時に。読みきかせはとても有効な手段です。

 

5. 親の愛が伝わる

 

「小さい子への愛の伝え方は、抱っこやスキンシップ。でも小学生以上くらいになってくると、だんだんとそういったことが行いづらくなってきます。そんな時にできるのが読みきかせ。お母さん・お父さんが自分のためだけに時間を使ってくれた。どんな子にも伝わる愛です。」

 

と七田厚社長。

 

このお話、私はとても好きでした。もちろん絵本を読んでもらっている最中に「あ、今お母さんは自分に愛を伝えているんだ」なんて思う子はいないと思いますが、たくさん読みきかせをされて来た子と、そうでない子とでは、無意識のうちに自分の中で感じているもの、安心感のようなものが大きく違うような気がします。これは読みきかせにかぎらず、習い事の練習、学校の宿題、料理、お手伝い、遊び…全てにおいて言えることですが誰かと時間を共有すること」はやっぱり大切なんですね。

 

 

 

読み聞せは“シンプルな贈り物”

 

例えば英語学習でも、どんなことでも「遅すぎることはない」何歳になってからでも、どのタイミングからでも始めることができるとよく言われますが、そんな中で「取り戻せない」と言われているのが「子育て」だったりしますよね。どんどんと過ぎていく、びっくりするくらいのスピードで成長していく子供たちに、周りの大人がどんなものを与えてあげられるのか。どんな環境を用意してあげられるのか。子供たちは良い意味でも悪い意味でもすべて吸収してくれるので、それだけに大人の責任は大きく、だからこそ「どんなものがいいんだろう?」習い事選びや幼稚園・保育園・学校選びでお母さん、お父さん達はたくさん勉強したり悩んだり。そんな時「読み聞かせ」はあまり難しく考えなくても、すぐに実践に移せる、とてもシンプルな贈り物として活用できそうです。家庭ではできれば毎日、できなくても週末。公民館や学校、児童館、その他施設で開かれるような「読み聞かせ会」に参加するのも良いと思います。

 

 

ユッキーの「朗読会」も近々始動…?

今回の七田厚社長の読み聞かせを見て、私も今後、子供たち向けには日本語での絵本の読み聞かせ、英語での読み聞かせ。また大人の方向けには朗読会のようなイベントを開いてみたいな、と新たな夢もできました。私一人が読むのも良いですが、集まったみなさんで輪になってかわるがわるに読んでいったり、そういうのも面白そうですね!朗読に使う本から、同時期の文学や時代背景についても少し紹介したり…「いい声で英語を読む会」楽しそうです!もちろん使う本は読みやすい単語、日常英会話で使われる頻度も高い単語を集めたものにして、朗読会当日までに簡単な予習(楽しく自然に行えるような)もつけて、当日はとにかく楽しく、みんなで声を出す会、ちょっとしたお茶菓子付き。しかもそのお茶菓子は当日読む本に少し関連したもの。参加者の皆さんからも「これを読んでみたい」というものを募集する。たまに声のお仕事や演劇をお仕事にしている方をゲストでお呼びしてみたり、その本のテーマとなっている分野の専門家の方にお越しいただいたり、参加者の皆さんから「こんな人いますよ」という方を連れてきていただいたり。単に英語が上手くなる、だけでなく声の出し方や文学のこと、世界の歴史、いろんな分野について。楽しく学べるような空間が作れれば理想ですね。う~ん!今少し考えてみただけでとてもワクワクします!

 

今日は主に読み聞かせを「受ける」側の良さについて書かせていただきましたが、「読む」「声を出す」側が得られることもたくさんありそうです。次はそっちを勉強ですね!

 

私も日本語を読みました!

トークショーでは「5つのこと」のお話のあと、「絵本」つながりで七田厚社長と一緒に「7+BILINGUAL」の日本語パートを読みました!

 

その後最後に「こくさいじん」という絵本を読んでいただき、トークショーを終えました。「こくさいじん」の絵本ではお母さんと子供が、日本の中で「山」がつく県はど〜こだ? 「岡山!」「山口!」…といったようにかわりばんこで言い合うゲームをしているところから始まり、今度は「広島」「福島」「島根」など「島」が付く県のお話になり、続いて「日本はど〜こだ?」「オーストリアはどこでしょう?」と世界の国についてのゲームへと続いていくお話です。国際人とは世界のことだけでなく、日本のことも知っている人のことを言うんだよ、というメッセージがとても親しみやすく伝わる素敵な絵本でした。

 

今回のトークショーは【世界に羽ばたく子供の育て方】がテーマで、会場が東京国際ブックフェアだったこともあり「本」に関連づく内容にできたらいいなと考えていました。また、予想以上に子供達の数も多かったので、当初予定していたお話メインのトークショーから、読みきかせを中心にするスタイルに急遽構成を変更してお届けしました。結果として子供達にも楽しんでもらって、お母さん・お父さんにもヒントを持ち帰ってもらえるトークショーにできたかなと思います🌼

 

 

子供達にとっていいこと=大人にもいいこと

今回のブックフェアで主催者ながらに気付かされたことは多々ありました。1. 例えば上に書いてきたような「読みきかせ」の良さ。そして2. どんな学習も誰かと一緒に行ったり、相手にアウトプットすることが何よりの上達の秘訣となること。3. 映像よりも記憶に残りやすいフラッシュカード(これについてはまた改めて書きたいと思います!)など。どれも子供達向けに行っていて、大人である私自身が気付かされた発見でした。子供達にとって良いことというのは、子供に限ったことではなく、大人にとってもいいことなんですね。自分自身の学習法として、また、このブログを読んでくださっているみなさんにもっともっと役に立てていただける英語学習法を発信するためにも、子供たち向けの学習についてこれからもっと勉強したいなと思いました。

 

 

◆ブックフェアが始まる前の空っぽのブース。

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◆ブックフェア期間中のブース

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今回企画から準備、当日の運営まで一緒に走り抜いていただいた、しちだ・教育研究所の皆様。フラッシュカードを始めとした実演で、子供たちはもちろん、大人の方々までも引き込んでいただいた七田チャイルドアカデミーの皆様、先生方。

 

前日「重い!大量!」のダンボールを開封するところから全ての商品をディスプレイしお客様を迎え入れる状態まで整えてくれた上司。想定外の連続で足りなくなった配布用のサンプルや教材をすぐさま手配し、しかも当日駆けつけ、到着するなり色々と助けてくれた先輩。企業向けの商談をこなしつつ、ディスプレイのアイディア出しも行い、私の英語の間違いにも気づき、そしてお客様へのご案内もするボス。

 

カメラマンとしてお越しいただき素敵な写真を撮るだけでなく、販売のお手伝いまで入っていただいた取引先の方。飾り付けからグリーティング、ショーまで。バルーンとそのキャラクターで私達のブースに華やかさを与えてくれたルネ・ボスマンさん。

 

期間中足を止めていただいた子供たち、お母さん・お父さん、おじいちゃん・おばあちゃん、親戚の方、大人の方。出展者の方々。そしてユッキーに会いにいらしていただいた皆様。

 

本当にありがとうございました!

 

 

一つの、大きなイベントを終えて、本当にたくさんのものをいただきました。

簡単(いや、長い?)ではありますが、こうやってブログにまとめることもできたので、明日からまた気持ちを切り替えてやっていきたいと思います。今回の会期期間中に山ほど生まれたアイディアや新たな取組みについて、着手していきたいところですが、まず個人的には、ブックフェア準備でほぼ完全停止していた英検の学習を再開したいと思います。どうなることやら…

 

また、読みにきていただけると嬉しいです😋

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英語教材プロデューサー、ナレーター、英語解説者。
留学なしで日本にいながら磨ける英語、楽しめる英語を日々探求中。

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