【しつこく英英辞書】Thank you. のthankって一体どういう意味?関連単語を全部引いてみました☆
「Thank you」の thank、その正体は?
出典:idealistcareers.org
考えずに口にする英語だからこそ
紐解く奥深さ・面白さがあります。
・率直に「ありがとう」と思った時
・嬉しいと感じた時
・とても感謝したくなった時
・心が動いた時
誰かに、何かにそんな風に感じた時
私達は「ありがとう」と口にしますよね。
「ありがと!」「サンキュ〜」と気軽に言ったり
心をこめて言ったり、たまに皮肉としても使ったり。😶
そしてこれは言語が変わっても一緒で、
英語に限らず何か外国語を学ぶ時には
まず覚えようとする言葉でもあったりします。
さんざん勉強したのに挫折(!)してしまった言語でも
「ありがとう」に値する言葉だけは覚えていたりしませんか?
(thank you、merci、謝謝、カムサハムニダ、obrigadoとか🍀)
今日はそんな「ありがとう」の
英語「Thank you.」について
かなりマニアックに追究していきたいと思います。
今日なぜこの話をしようと思ったのかについては、
記事の下の下の方に書いてありますので、
余力があれば読んでいただけると嬉しいです^^
1. そもそも「thank」って何?
私はことある毎に英英辞書を引くのが好きなので
今回も早速引いてみました。thank。📕
ちなみに私が言葉を引く時は大抵、
深イイことを考えているか、とんでもなく落ち込んでいるか
どちらかのケースです。😮
どちらの場合も毎回発見があって
私にとってこのMerriam-Websterの紙辞書は、
哲学書のような、アドバイスをくれる師匠のような存在です。
📘ユッキー流・英英辞書の楽しみ方
ちなみに英英辞書は、
「サンキュー」「キュート」「ハッピー」
「クレイジー」「バッド」「クール」「ポジティブ」など
カタカナ語として日本語の中にも浸透しきっているような単語や
「please」「go」「see」
「come」「lost」「make」といった
単語帳の最初の方に出てくるような
シンプルな名詞・動詞・形容詞であればあるほど、
おもしろい発見があります。
“英語を英語で引く”
なんて敷居が高い〜😲
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
物は試しでやってみると、意外と読めたりします👍
(実際にこれからこの記事の中で引いていきますので
一緒に引いているような気持ちで読んでみてくださいね♪)
1-1「thank」紙辞書
パラパラ〜っとめくり、
t..th…..thank!
あった!と思って見てみると
..短い!
thank:
to express gratitude to
(=感謝を表現すること)
これだけでした。
大抵の単語は多い時には数十行になるくらい
いろんなことが書いてあるのに。
それだけに、
thankはやっぱりシンプルな
(というより辞書に書かなくてもわかるような??)
単語なんだなぁ、なんて思いながら
これではまだthankがどういったことを示す単語なのか
その正体がつかめておらず終われないので更に単語を引きます。
1-2「thank」オンライン辞書
オンラインの方のMwrriam-Websterで引くとこんな感じです。
👇クリックでページに飛びます。
こっちはかなり色々と書いてありますね!
Simple Definition of THANKはシンプルな定義。
Full Definition of THANKのところは使い方までかなり細かく書かれています。
☝️Simpleの方を見てみましょう
一行ですが紙辞書とは違って、
少しヒントになりそうな具体的なことも書いてありました!
thank:
to tell (someone) that you are greatful
for something that he or she has done or given
その人やモノが行ったことや与えてくれた何かに対して
感謝しているよと伝えること。
感謝の「中身」が具体的に書かれていました。
「でも、う〜ん….これだとまだわからない。」
出典:ユッキーのYoutube『英単語 副詞を克服!〜頻度編〜 副詞の使い分け adverbs frequency』より
*渋い表情の写真が欲しかったので載せただけです。😅
↑画像クリックで動画に飛びますのでご興味のある方はぜひ♪
こんな顔になりながら、
更に単語を引き続けました。
2. gratitudeとは?
次は、「thank」を引いた時に説明の中に
出てきていたgratitudeを引いてみます!
2-1「gratitude」紙辞書
「thank」の正体探しに向けて
何か新しい手がかりが見つかるかな…?
gratitude:
the state of being grateful :THANKFULNESS
(=感謝をしている状態のこと:感謝)
う〜ん、なんか感謝が出てきすぎて
よくわからなくなってきました😂
(同じこと繰り返しているだけ??)
2-2「gratitude」オンライン辞書
ネットの辞書も同じかなぁ?
と思って引いてみると…
👇クリックでページに飛びます。
お!こちらには新たなキーワードが💡
gratitude:
a feeling of appreciation or thanks
(=価値を理解していることや感謝の気持ち)
appreciationという言葉が出ました。
“appreciate”といえば
thank youと同じく「感謝の念」を表す言葉として
聞いたり覚えたりした方も多いかと思います。
“Thank you. I appreciate it.”
(=ありがとう。感謝します。)
このフレーズも覚えておいて損はない!
とても便利な一言ですが、
appreciateというこの言葉、
結構考えさせられる奥深い英単語なんです。
…ということで
少し寄り道をしますが(辞書で出てきてしまったので仕方がない!)
appreciateも引いてみることにします💪
※「この記事、いつ終わるんだ〜」と思っている方、
あと少しで終わります!
appreciateの後に最後単語1つご紹介して、
まとめに入りますのでもう少しだけお付き合いください^^
3. 考えさせられる単語「appreciate」
3-1 「appreciate」オンライン辞書
👇クリックでページに飛びます。
appreciate:
a feeling of being grateful for something
(=何かに感謝していることを感じる気持ち)
an ability to understand the worth, quality,
or importance of something
(=何かの価値、質、大切さを理解する能力)
an ability to appreciate something
(=何かに感謝する能力)
full awareness or understanding of something
(=何かに対する完全な自覚や理解)
ここまで来ると、
もはや何のことなのかわからなくなってくるので
英和辞書の意味も確認しておきましょう!
3-2 「appreciate」英和辞書
・ありがたく思う、感謝する
・正しく評価する、認識する、理解する
・賞賛する、高く評価する
・味わう、鑑賞する
単語帳なんかでは
appreciate=「感謝する」として覚えることが多かったりしますが
実はappreciateには、こんなに沢山の意味が含まれているんですね。
つまりappreciateとは?
appreciateで表される「感謝」は
何かに対して「ありがとう」と感じた時
人やモノが与えてくれたその価値を十分に自覚し、
その価値をくれた人に対して評価することもできる能力(ability)のことなんですね🌹
さて、appreciateの話はこれでおわり!
最後の単語です。
4. grateful
4-1「grateful」紙辞書
今度は紙辞書にも少し興味深い視点での
解説が書いてありました!
grateful:
appreciative of benefits received
(=受け取った恩恵に対する感謝)
giving pleasure or contentment
(=喜びや満足な気持ちを与えること)
また新たな要素が出てきましたね🍀
「こんなにいいことがあったよ」ということや
純粋な喜び、お腹いっぱい幸せな気持ちを与える(伝える)ことも
感謝に含まれる行為の一つであることを教えてくれています。
4-1「grateful」オンライン辞書
👇クリックでページに飛びます。
grateful:
feeling or showing thanks
(=「ありがとう」を感じたり見せたりすること)
feeling or showing thanks for some helpful act
(=助けてくれた行為についての「ありがとう」を感じたり見せたりすること)
「助けてくれたこと」や「救ってくれたこと」も
ありがとうの一部であることが読み取れます。
まとめ:「thank」とは?
出典:healthandhappinessspecialist.com
「感謝」や「ありがとう」に値する言葉は
言語の数だけ存在するとは思いますが、
今日辞書の旅でめぐってきた英語のthankについて
まとめて終わりにしたいと思います🍎
「thank」の正体は…
・ 嬉しかったこと
・助けられたこと
・自分の利益になったこと
その価値や質を心で感じたり
頭で理解して気づいている状態の基で
その気持ちを人に与えること。
辞書の内容をまとめると
こんな感じになるのかな?と思いました。
今日ご紹介してきたのは1つの辞書だけの
解釈なので、辞書の種類はもちろん、
考え方の多さの数だけいろんな解釈の仕方があるとは思いますが
普段何気なく口にする単語を
こんな風に紐解いてみると見つかる面白さがあるんですね☆
オマケ:このお話を書いた理由
出典:www.careerealism.com
昨年の8月末にスタートしたこのブログも
早いものでもうすぐ1年経ちます☆
最初はアメリカ旅行記から始まり、
日常に転がっている英単語や世界のオモシロニュースをお届けしたり、
「よし、音声を入れてみよう!」と思い立って
読めるブログ形式にしてみたり。
(カテゴリ:オーディオブログ)
…でも動画もおもしろいかも!
と思いつき、YouTubeにも動画を投稿しています。
たまたまこのブログを見つけてくれた方や、
今までずっと見てくれている方、
ふと見てくれる方、
あまり読みたくないけどなぜか読んでいる方(?)
とにかく全ての方に
楽しいな!また来ようかな、
と思ってもらうにはどうしたら良いのか
どんな話題・テーマが良いのか、
日々色々と考えたり
ちょっとだけ勉強したりしていますが
すればするほどわけがわからなくなる時もあり😲
実はそういう時が、
このブログの更新がストップしがちな時だったりします。
ここ最近もまさにそうで、
何だかグルグルグルグルしていました☁️
ですが今日、ふとしたきっかけで
これまでブログを読んだり私が携わっている教材のユーザーさんからの声を聞く機会があり
やっと、方向性を見つけることができたような気がしました。
これまで以上に、
面白くて楽しい場所がお届けできそうです💪^^
…と、そんな気持ちで
「thank」を引きました。
リオオリンピック開会式か、
広島のお話にしようかとも考えていたのですが、
今日は敢えて辞書と英単語thankのお話を
徹底的にしつこくお届けしてみました。
明日からどうなるか、
私自身も楽しみです。
Thank you!
良かったら、また遊びにきていただけると嬉しいです😋
今年こそ本気で英語やりたい!という方に…
フレーズ、おぼえよう!